合成ガスからの H2S と CO2 の除去は、一般的なガス精製技術です。NGの精製、SMR改質ガス、石炭ガス化、コークス炉ガスによるLNG製造、SNGプロセスなどに応用されています。H2SとCO2を除去するためにMDEAプロセスが採用されています。合成ガスの精製後、H2S は 10mg/nm3 未満、CO2 は 50ppm 未満になります (LNG プロセス)。
●成熟した技術、簡単な操作、安全で信頼性の高い操作。
● リボイラーは天然ガス SMR からの水素製造に外部熱源を必要としません。
(天然ガスのSMRガス精製を例に挙げます)
合成ガスは170℃で再生塔のリボイラーに入り、熱交換後水冷されます。温度が40℃まで下がり、脱炭塔に入ります。合成ガスは塔の下部から入り、アミン液は上部から噴霧され、ガスは吸収塔を下から上に通過します。ガス中のCO2が吸収されます。脱炭素ガスは次の工程に送られ、水素が抽出されます。脱炭素ガスのCO2含有量は50ppm~2%に制御されます。脱炭素塔を通過すると、リーン溶液はCO2を吸収してリッチ液体になります。再生塔出口でリーン液と熱交換した後、アミン液は再生塔に入りストリッピングされ、塔頂からCO2ガスがバッテリー限界まで送られます。アミン溶液は塔底のリボイラーで加熱されてCO2が除去され、希薄な液体になります。再生塔の塔底から出たリーン液は加圧後、濃液熱交換器、リーン液冷却器を経て冷却され、脱炭塔に戻り酸性ガスCO2を吸収します。
植物の大きさ | NG または合成ガス 1000~200000 Nm3/h |
脱炭素化 | CO₂₂≤20ppm |
脱硫 | H₂S≤5ppm |
プレッシャー | 0.5~15MPa(G) |
●ガス浄化
● 天然ガス水素製造
●メタノール水素の製造
●など。